抽象絵画(赤)

絵画 油彩画

  • リヒター、ゲルハルト  (1932-)
  • 平成6年 / 1994
  • 油彩・キャンバス・1面
  • 200.0×320.5
  • 個展 ロンドン、アンソニー・ドフェイ・ギャラリー 1995

201 リヒター、ゲルハルト(1932− ) 抽象絵画(赤) 1994年
 旧東独のドレスデン生まれ。1952年よりドレスデン芸術アカデミーで絵画や壁画を学び、57年修士課程に進む。61年デュッセルドルフに移り、同地のアカデミーに入学、62年より油彩画に通し番号を振り始め、また写真の収集や模写を始める。71−94年デュッセルドルフ州立芸術アカデミー教授を務めた。
 リヒターの仕事は、純粋な絵画的抽象から写真をもとにしたフォト・リアリズムまで、絵画表現の全可能性をカバーしており、様式や描法の違いを問わず、絵画を絵画たらしめているものは何か、がそのテーマといえよう。そのうち抽象の極点へと向かった本作品は、ヘラ状の道具を使って、何十層もの絵具を塗り重ねて描かれている。リヒター自身が写した、完成に至るまでの各段階の記録写真が公にされているが、色彩はもとより、絵具層の方向・緩急・粗密を精妙に統御することによって、画面のあらゆる細部がくまなく絵画化されている点に注意したい。

抽象絵画(赤)

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