富士月明

絵画 日本画

  • 吉田善彦  (1912-2001)
  • ヨシダ、ヨシヒコ
  • 昭和39年 / 1964
  • 彩色・紙本・額(アクリル等)・1面
  • 228.0×167.0
  • 右下に落款、印章
  • 49回再興院展 東京都美術館 1964

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吉田善彦(よしだよしひこ)(1912− )
YOSHIDA、Yoshihiko
富士月明
Mt. Fuji in Moonlight
1964(昭和39)年
紙本彩色・額装 228.0×167.0㎝
第49回院

吉田の作品の最大の特徴は、その繊細にして、同時に堅固なマチエール(画肌)ではないだろうか。法隆寺壁画模写事業に参加した経験から、彼は古画のもつ質感を現代の絵画に生かそうと試みた。紙を揉みほぐし、その上に細かい金箔が強弱をつけながら押される。さらにその上に薄く絵具が重ねられていくのである。この複雑な過程を経て、画面は静謐の中に淡い光を帯びたような、独特の質感を獲得するのである。《富士月明》は、吉田がこの技法を確立した記念すべき作品であり、月明かりの中で湖面に姿を映す富士が幻想的に捉えられている。

富士月明

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