彫刻 / 江戸
現在、東大寺大仏の両脇にある巨像で、永禄十年(一五六七)の大仏殿焼亡後、永く復興されなかったが、江戸中期に至って、京都の仏師、山本順慶一門と、大阪の仏師、椿井賢慶一門等により、三十年の歳月をかけて造立された。像は、総高約十メートルにも及ぶもので、台座から本体頂に達する太い心柱を中心として、これに桶状、あるいは箱形に材を組んだ台理的かつ堅固な構造になる。仏教芸術の衰退期の作品であるが、これだけの巨体を無難にまとめた手腕は賞すべきで、当代の記念的作品としての意味は大きい。
木造地蔵菩薩坐像
木造十一面観音立像〈(本堂安置)/〉
木造十二神将立像(所在本堂)