工芸品 / 奈良
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奈良
- 1合
- 重文指定年月日:19740608
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 個人
- 国宝・重要文化財(美術品)
なだらかな肩をした扁平な球形に立上りの低い口縁、裾広がりの高台を付した身に、扁平な宝珠鈕を付した蓋のある壺である。素地は赤味がかった軟陶胎で、緑・褐・白抜透明の三彩釉をかけている。
三彩は中国唐代に盛んに造られ、わが国でも奈良に焼かれ、正倉院に伝世品をみるほか、各地から出土している。これはやや荒い胎土、釉調、形態などから本邦焼成とみられ、大職官山出土、高野口出土の三彩壺とも類似性が認められるものであり、特に釉薬がきれいで、奈良三彩として最も美麗なものである。