歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 宋
笑翁妙堪(一一七六~一二四七)は大慧宗杲の法孫で、育王山など諸山に歴住した南宋禅林の高僧である。本幅は轅洲翁の古稀を祝して書き与えた偈【げ】である。轅洲翁の伝は詳らかにしないが、妙堪と親交のあった文人と考えられ、その高潔な人格を磐石と喬松にたとえて称揚し、王公に近づかず、非凡の徳を〓老(老子)に比肩して、花甲に再度逢う長寿を念じている。やや青味の料紙に温和な書風で書かれ、妙堪の現存唯一の墨蹟である。
大慧宗杲墨蹟〈尺牘/十二月十日才長老宛〉
渓西広沢墨蹟〈与白雲慧曉偈語/咸淳己巳(五)上元後二日〉
大智墨蹟〈東谷明光除夜偈/〉