彩磁禽果文花瓶 板谷波山作 さいじきんかもんかびん いたやはざんさく

工芸品 / 大正

  • 板谷波山
  • 新潟県
  • 大正 / 1926
  • 素地は白色磁胎で、轆轤成形する大形花瓶である。口頸部はゆったりと立ち上がり、口辺形 状 を大きく外に開かせる。胴部は肩がやや強く張って大きく膨れ、裾はわずかに外に開き、下部が丸く外に突出する。底には低く高台を削り出す。
     文様は器面全体に薄肉彫りで表し、胴部の中央二方には雌雄の孔雀をそれぞれ一羽ずつ描き、地を石榴風唐花文でうめる。口辺と胴裾には忍冬文風の連続文様を廻らす。
     文様は藍・桃色・緑・紫の下絵具で賦彩し、高台の下端を除き全体に透明釉を掛ける。
  • 高54.1  口径36.2  胴径39.5  高台径20.5
  • 1口
  • 敦井美術館 新潟県新潟市中央区東大通1-2-23北陸ビル
  • 重文指定年月日:20060609
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人敦井コレクション
  • 国宝・重要文化財(美術品)

近代陶芸の指導者として先駆的役割を果たした板谷波山の作品。花瓶の全面に波山独特の薄肉彫りの技法で雌雄の孔雀や石榴などの文様を表し、釉下(ゆうか)彩(さい)で賦彩、全面に透明釉を施して完璧な仕上がりを示している。大正15年東京府美術館開館記念聖徳太子奉賛美術展出品作。

彩磁禽果文花瓶 板谷波山作

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