歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 平安
愚昧記は「愚昧御記」「実房公記」ともいい藤原(三条)実房の日記である。本巻はその承安二年(一一七二)春の記の自筆本で、実房の正二位権大納言、二十六歳の時の日録である。本文料紙は嘉応三年(承安元年)の具注暦(二種)、及び実房自筆書状(一通)を継ぎ合わせ、その紙背を用いている。日記は公事に練達する実房の用意を反映して朝儀に詳しいが、歌人としても聞えた彼の交遊の一端を示す記事もみえて興味深いものがある。巻末には末裔公忠の奥書があり、貞和三年(一三四七)七月六日本記の目録を抄出したことを伝えている。
勘仲記〈自筆本/〉
後愚昧記〈貞治六年/自筆本〉
民経記〈自筆本/〉