能楽大鼓(革)製作 のうがくおおつづみかわせいさく

文化財保存技術

  • 選定年月日:19760504
  • 選定保存技術

 能楽に使用する大鼓は笛、小鼓、太鼓とともに、能楽を上演するためには欠かせない楽器の一つで、その泰法は重要無形文化財に指定されている。
 大鼓の胴の両端に調緒【しらべお】で結びつけられている円形の革は、演奏直前に火で焙【ほう】じるためその消耗がはなはだしく、需要の多いものであるが、近年それに使用する馬皮(二、三歳の駄馬)の原皮の入手が困難になり、従来能楽師(大鼓方)が入手していた良質のものがもとめ難くなっている。
 微細な点まで洗練され尽している「能楽」の保存、振興にとって、この革製作技術の伝統の維持は緊要である。

能楽大鼓(革)製作

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