絵画 / 室町
図は縦長の画面に、左上方から弓なりの枝を配し、下方から小枝がするどく立ち上がる梅を描く。弓形の枝を構成の基本とする描法は元の墨梅の影響を強く受けたものと思われ、わが国におけろ墨梅図の展開を示す上で重要な作例というべきであろう。賛者の絶海中津【ぜつかいちゆうしん】は号を蕉堅子といい、天竜寺の夢窓疎石について剃髪、のち入明するが、帰朝後天竜寺第一座となる。義堂周信らと共に五山文学史上ことに名高い。彼の遺稿「蕉堅稿」にも本図賛が収録されている。
絹本著色騎獅文殊像〈良全筆/〉
良全
絹本著色千利休像
絹本墨画淡彩白梅図〈呉春筆/六曲屏風〉
呉春