十二神将立像 じゅうにしんしょうりゅうぞう

彫刻

  • 鎌倉時代 13世紀
  • 木造 檜材 一木造 彩色(剥落) 玉眼 立像
  • 12躯
  • 大寧寺薬師堂(神奈川)伝来

 神奈川県横浜市金沢区に所在する太寧寺(たいねいじ)旧蔵の十二神将像。同寺は清凉寺(せいりょうじ)式釈迦、善光寺式阿弥陀という二つの霊験像(れいげんぞう)の形式を混在させる珍しいスタイルの薬師如来立像(やくしにょらいりゅうぞう)を本尊とし、本十二神将像はかつてその眷属(けんぞく)であった。各像はそれぞれに自由濶達(じゆうかったつ)なポーズを示し、変化に富んだ群像を構成する。面相には頭上に戴く十二支のイメージが投影されているように思われる。北条義時が創建した鎌倉・覚園寺(かくおんじ)は、運慶が手がけた薬師如来像を本尊とした寺であるが、本群像は当初の覚園寺十二神将像(現存像は室町時代の再興)に近い形制であることが指摘される。

なら仏像館 名品図録. 奈良国立博物館, 2010, p.110, no.144.

十二神将立像

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