歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 宋
南宋時代の禅僧として名高い石渓心月が淳祐八年に慧禅人のために書き与えたものである。安心法門は禅の要諦を説いたもので、達磨大師の撰と伝えるが確証はない。この心月書写本はその現存最古本であって、当時既にこの安心法門が達磨大師撰として流行していたことを示している。料絹は界を織出した写字用の精妙な絹地を用いて珍しく、本文は端厳な書法にて正楷に書写される。伝存稀れな心月墨蹟の代表的遺品として貴重である。
石溪心月墨蹟〈石〓墨蹟跋/宝祐甲寅結制後三日〉
金剛般若経〈蘭渓道隆筆/〉
蘭渓道隆
絹本著色達磨図