醍醐寺清滝宮拝殿 だいごじせいりゅうぐうはいでん

建造物 宗教建築 / 室町

  • 京都府
  • 室町中期 / 1434
  • 懸造、桁行七間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、向拝三間、軒唐破風付、
    檜皮葺
  • 1棟
  • 京都府京都市伏見区醍醐醍醐山
  • 重文指定年月日:19010327
    国宝指定年月日:19540320
  • 醍醐寺
  • 国宝

醍醐寺清滝宮拝殿 一棟

 醍醐寺は山上、山下の二伽藍に分かれているので、その鎮守である清滝宮も山の上下にある。上醍醐の清滝宮は寛治三年(一〇八九)の勧請といわれ、拝殿ははじめ三間三面の規模であったが、応永十七年(一四一〇)正月二十七日焼失したので、永享十一年(一四三九)に本殿が再建され、その五年前の永享六年(一四三四)に拝殿の立柱が行われた。これが現存の拝殿である。
 桁行七間、梁間三間の大規模な拝殿であって、急な崖に依っているため、正面の床下を長くして、いわゆる懸造とし、特徴のある姿を示している。入口には、三間の向拝を付している。面取りの角柱に舟肘木をのせ、小舞裏の軽快な軒を受ける。柱間には蔀戸を吊っている。これらの手法は住宅風で、寝殿造の手法を伝えているとみられる。向拝は軒の唐破風や蟇股で飾っているが、ここには室町時代初期の様式がみられる。この拝殿は室町時代拝殿の重要な遺構である。

【引用文献】
『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)

醍醐寺清滝宮拝殿

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