白地若松模様辻が花染胴服 しろじわかまつもようつじがはなぞめどうふく

工芸品 / 安土・桃山

  • 京都府
  • 桃山
  • 表は白練緯地で、肩の一部分を水浅葱色とする。裏場紅平絹地で、表地との間に薄綿を入れた袷仕立ての胴服である。袖は宏で仕立て、平袖で幅広く、振りはない。背割れを大きくとり、身頃の両脇には襠を付けて裾広がりとする。文様は、前後とも袖および身頃をまたがって、二引を紅の絞り染めで表す。後ろ身頃から前身頃の裾にかけては、紅で絞って土坡を表し、そこから伸びる数本の若松を配す。若松の幹は、濃淡の萌黄で絞り、部分的に墨で輪郭を描く。松葉は水浅葱の色挿しに、墨で針葉を描き、花の先端には淡墨の暈かしを入れる。
  • 身丈115.0㎝ 裄76.0㎝ 前身幅29.3㎝ 後身幅38.0㎝ 背割れ56.5㎝
    襠幅24.3㎝ 衿丈128.7㎝ 衿幅16.0㎝ 衿肩明9.0㎝ 袖幅37.7㎝
    袖丈48.6㎝
  • 1領
  • 京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527
  • 重文指定年月日:19710622
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国(文化庁)
  • 国宝・重要文化財(美術品)

身幅広く背割れがある胴服で、全体に若松の模様を緻密な絞染であらわした優作である。豊臣秀吉の陣羽織と伝え、讃岐名勝図絵に所載され、これによると古田大膳大夫重治が天正年間の戦功により、秀吉より賜わり、さらに重治から部下今村六右衛門一正に賞として与えたものである。

白地若松模様辻が花染胴服

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