絵画 / 元
両図はもとは双幅の寒山拾得図として描かれたものと見られる。賛者虎岩浄伏はその生卒年は不明であるが、南宋末元初の名僧虚舟普度(一三四〇年卒 寿八十二)の法嗣で径山四十四世となり、その門から月江正印、即休契了等の俊才を出しており、このことから本図の制作年代がほぼ想定される。表現は簡略であるが描写は暢達かつ的確で、面貌の詳細な描写も精彩があり、南宋末元初の禅宗関係の数多い水墨画の中でも見のがすことのできぬ佳品といえる。なお虎岩浄伏の墨蹟としては本図賛が唯一のものである点も貴重である。
紙本墨画寒山図
紙本墨画布袋図
紙本墨画商山採芝図