歌舞伎のタテの型 かぶきたてのかた

伝統芸能 歌舞伎

  • 選定年月日:19640324
  • 記録作成等の措置を講ずべき無形文化財

 歌舞伎のタテ(立回り)は、歌舞伎の特色である様式美をかもし出す演出形式の代表的なものの一つである。タテは斬り合いや殺しの場等を美化するために考案されたもので、伴奏音楽の助けを借りながら、舞踊的に洗練され、歌舞伎にとって欠くべからざる要素となっている。しかし今日では進んでこれに専心しようとする者が少なくなった。
 坂東八重之助は、タテを考案する数少ない立師【たてし】で、尾上菊五郎劇団に所属し、同劇団のみならず、数多くの舞台で立師を務めた。同人は立師として、立回りを考案するのみならず、これらの技術を高度に体得していたため、それを実演し、また後進に必要な基礎技術をも教えた。
 同人の考案したタテの主要なものには「蘭平物狂」「義経千本桜」小金吾討死、及び「白浪五人男」極楽寺大屋根などが数えられる。

歌舞伎のタテの型

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