歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 平安
永承元年(一〇四六)十二月廿四日夜興福寺は大火に罹り主要な堂舎のほとんどを焼失した。本記はその再興記録で永承二年正月廿二日左少弁藤原資仲を長官とする造興福寺司の任命以下、落慶供養に至る造立の次第を同三年三月廿六日まで、日次を追って記録したものである。本記は書写年紀、筆者を明らかにしないが、紙背文書からみて保延三年をあまり下らぬ頃の写本と認められ、永承再建時の興福寺の規模を伝えた現存唯一の古鈔本として建築、美術史上にもその価値が高い。
知信記〈天承二年春記/〉
長秋記〈大治四年八・九月、天承元年正・二・三月/藤原定家書写〉
明月記〈自筆本/〉