大内氏勘合貿易印等関係資料 おおうちしかんごうぼうえきいんとうかんけいしりょう

歴史資料/書跡・典籍/古文書 / 室町

  • 山口県
  • 室町
  • 5顆
  • 毛利博物館 山口県防府市多々良1-15-1
  • 重文指定年月日:19790606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人防府毛利報公会
  • 国宝・重要文化財(美術品)

いずれも南北朝から室町時代にかけて山陽・山陰の西部一帯を支配した守護大名であった大内氏が朝鮮、中国貿易に所用したと伝える遺品で、銅印一顆、鉛印二顆、木印二顆を存する。なかでも銅印は、鈕附の長方印で通信符の右印に当り、大内教弘と朝鮮との間に行われた所謂勘合貿易の公印として景泰四年(享徳二年、一四五三)に朝鮮で鋳造されたもので、勘合印の現存唯一の遺品として注目される。鉛印は二顆ともに方印で、印文の書体、鋳上げの状態等よりみて、大陸での製作に係るものと考えられ、その時期は明らかではないが、大内持世時代の所用印と推察される。木印「日本國王之印」は、側面に後筆で「日本國王臣源」の墨書があり、所伝によれば、足利義満が明王から下附された印とされ、大内氏時代の再興印で練達した彫法よりみて大陸の刻工の手に係るものと認められる。また多々良義長の木印は、その彫法よりみてわが国における製作と考えられ、他の四顆とともに対外所用印であったことが推測される。
 これら大内氏所用の貿易印は、対外貿易の史実を証左する歴史的遺品であり、文化史上に価値は高い。

大内氏勘合貿易印等関係資料

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