白地青海波網桜花模様肩衣 しろじせいがいはあみおうかもようかたぎぬ

染織 能楽 / 江戸

  • 江戸後期・19世紀
  • 丈69.5 肩幅86.6
  • 1領
  • 渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂
  • 収蔵品番号 KS17
  • 未指定

 白地に片身替りのように斜めに青海波模様と網模様を配し、桜花を染め表した肩衣である。
 青海波模様は、半円形を三重に重ねて波のように連続させた模様で、舞楽の 〈青海波〉では、この青海波模様の下襲に、千鳥模様の袍を付けることで有名である。
 一方、網模様は、この肩衣では上部が波打ち、吊るされたようにデザインされており、漁網が干される様子を表す。舞楽の〈青海波〉が海の波と千鳥の対比であったように、海の波と干網の対比となっている。
 網に桜花を配す例は、この肩衣一点ではなく、刀装具や漆工品などにもいくつか見られる。漁村に咲く桜というだけでなく、能〈桜川〉でシテが桜の花弁を掬う網も背景にあるのかもしれない。胸と背に薺紋が据えられている。

白地青海波網桜花模様肩衣 しろじせいがいはあみおうかもようかたぎぬ

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白地青海波網桜花模様肩衣
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