紙胎漆塗彩絵華籠 したいうるしぬりさいえけこ

工芸品 / 鎌倉

  • 鎌倉
  • 六枚とも同形同様である。約十枚の紙を貼り合わせて胎とし、厚く漆塗りした底の浅い円形のいわゆる一閑張の華籠で、縁の立ち上がりは少々内側に折返し耳を丸くつくる。内面は八葉蓮華と花先の間に三鈷を表し、花先の左右の地を透かしている。蓮華の中央の蓮房と縁の周辺は緑青、芯は胡分、弁は朱で彩色し、弁は繊細な弁脈を描く。八葉蓮華の間の三鈷及び蓮房と花弁の輪郭線は箔押しで表し、三鈷は箔押しの上に墨で線描きを施している。
  • 径24.1~24.3㎝ 総高3.7~3.9㎝ 縁高0.6㎝ 厚0.2㎝
  • 6枚
  • 重文指定年月日:19610217
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 萬徳寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

乾漆製華籠の遺品は極めて少ないが、古雅な形姿や内面の蓮華の優雅な彩色などから鎌倉時代を降らない稀有の優品と考えられている。現在は六枚を遺すのみであるが、元来は多数あったものらしく、容器として桶二口を存している。作技の優れた雅味豊かな作品である。

紙胎漆塗彩絵華籠

ページトップへ