工芸品 / 室町
四領一双ともに長谷寺の鎮守与喜天神社に伝来したものである。赤糸威鎧は原形がよく保たれた末期式正鎧の優品である。金具回り韋所の蜀江錦など華麗な鎧である。白糸威鎧、鷹羽威鎧は木綿糸を使用した特異な威毛であり、袖の居文も珍しい。三目札鎧は平安時代末期の小札を用いた貴重な遺品である。大袖は天正二十年の銘文が判読され在銘遺品として価値が高い。これらの鎧・大袖は永禄三年松永久秀との合戦に戦功のあった廊坊宗賢に対し北畠教謙が自分の鎧を与えたのを後天正二十年に天満宮に寄進したものと伝えている。
鷹羽威鎧〈大袖付/〉
白糸威鎧〈大袖付/〉
藍韋威肩赤大袖