妙法蓮華経 巻第五 提婆達多品第十二 みょうほうれんげきょう まきだいご だいばだったほんだいじゅうに

平安

  • 日本
  • 平安時代 / 11世紀
  • 紙本墨書
  • 21.8×955.4cm
  • 1
  • 広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701
  • 海の見える杜美術館

 銀で界線を引き、鳥や草花を下絵に描いた実に優美な装飾経である。鳥下絵経とも呼ばれる。完成当初の姿を想像してみると、現在酸化して黒く見えている界線や鳥・草花が銀色に輝いて、えも言われぬ清浄な経巻であったろう。
 朱の点・ふりがな及び墨のふりがなは古体かなで書かれているが、その形から鎌倉時代に後から付されたものと思われる。
 料紙の折れ目や傷み具合は、巻物→折本→巻物と形体が変わったことをうかがわせる。一行目「第十二」の下方に「五」とあり、尾題に巻第五と明記され、法華一品経の八巻本であった。尚、平成の改装の際に、軸先は螺鈿軸を再新補した。(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

妙法蓮華経  巻第五 提婆達多品第十二 みょうほうれんげきょう まきだいご だいばだったほんだいじゅうに
ページトップへ