東海道五拾三次之内 52 石部《目川ノ里》 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 52 いしべ めかわのさと

版画 木版画

  • 歌川広重  (1797-1858)
  • うたがわひろしげ
  • 日本
  • 天保4-5年(1833-34)
  • 木版多色刷
  • 22.6×34.4cm
  • 1

宿場と宿場の間の休憩エリアを立場(たてば)と呼び、名物が食べられる店などがあった。目川の立場に関しては、『東海道名所図会』(1797年刊)にこの図とそっくりの挿図があり、広重がそのまま模写したといっても過言ではない。画中の店の暖簾には「いせや」の文字が見える。『東海道名所図会』には、目川で菜飯と田楽豆腐が名物であった伊勢屋が紹介されており、広重はそれをそのまま描写している。画面右手に流れる川が目川である。遠景に見えるシルエットの山々は『東海道名所図会』にも描かれておらず、美しい山々の描写によって、この図が単なる模写にとどまらず、広重の風景画として完成度を高めているといえよう。

東海道五拾三次之内 52 石部《目川ノ里》 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 52 いしべ めかわのさと
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