宇和島藩が、宇和島城下の南、川内村(愛媛県宇和島市)を測量して作製した絵図。下側の余白には、村境に高くて険しい山が多い川内村では測量が困難であったことや、1分1間の縮尺(約1800分の1)で絵図が作製されていることが記されている、鬼が城山と権現山を源流とする薬師谷川が村の中央を流れる。東側にはその薬師谷川がつくりだした渓谷が見え、瀧平・遠ケ淵・碁盤石・石神と名前が記された特徴的な岩が描かれている。村の北西をかすめて通る道は宿毛街道。この先の寄松村(愛媛県宇和島市)では、宇和島に向けて道の両側に松並木が整備されたことがいわれているが、本図からは松並木が川内村から続いていたことがわかる。