奈良古墳群 ならこふんぐん

史跡 古墳

  • 群馬県
  •  奈良古墳群は、沼田市奈良町に所在し、薄根川右岸の南向き河岸段丘地形の上段に立地する13基の円墳からなる北毛地区を代表する古墳群である。『上毛古墳綜覧』(昭和13年)には36基の古墳が記載されているが、昭和30年の開田事業に伴い、群馬大学尾崎研究室により調査され、古墳の痕跡と推測されるものも含めて59基の分布が確認された。当時の開田事業により、中核古墳以外の多くの小規模古墳が破壊されたが、昭和55年8月30日に沼田市史跡に指定された。また、出土品280点は昭和52年に市の重要文化財に指定されている。平成11年には古墳群東側主要部分の約3.6万㎡が公有地化された。
     奈良古墳群は、最大規模の7号墳を代表とする直径15~17mの円墳が2基と、11~12mの円墳が5基、10m以下あるいは規模不明の円墳が6基の計13基が残存している。古墳の構造は、石室入口部分を除いて周堀が巡ることが確認されている。古墳の主体部は開口していないものもあるが、全て横穴式石室であると考えられる。
     石室の構造には、袖無型(9・10号墳)と両袖型(1~4号墳・7号墳)があり、袖無型と7号墳が長狭である。特に、10号墳の石室は、玄室片側側壁に側室を設けた平面形状が「ト」の字型の希少な構造で、県内では他に、高崎市の1例が知られるのみである。石室の石材は川原石を使用したものが多いが、割石のものもある。
  • 群馬県沼田市奈良町字八幡平100番1、同100番3、同100番4、同100番5、同100番6、同100番7、同100番8、同100番9、同100番10の一部、同100番12、同100番13、同100番14、同100番15、同100番16、同100番17、同100番18、同100番20、同100番22の一部、同100番23の一部、同100番24の一部、同110番の一部
  • 指定
    指定年月日:20200221
  • 沼田市
  • 記念物

奈良古墳群

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