動物の性格や行動にことよせた、風刺と教訓からなる説話集。紀元前6世紀頃の、ギリシア・トルコあたりの奴隷であったイソップが語った物語が口伝えでのこり、15世紀頃から様々な国の言葉に訳されて出版されるようになりました。本書は、イギリスの画家で彫刻師のフランシス・バーロウ(1626?~1702)の挿絵本の模作です。記録によると石川大浪はそのフランス語版を所持していたようで、それは、このバーロウ系統の挿絵本と考えられます。大浪本イソップやがて歌川国芳の手に渡り、「近江の国の勇婦お兼」の馬のイメージに転用されました。
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