長栄寺金仙閣 ちょうえいじきんせんかく

建造物 / 江戸

  • 江戸 / 1826以前
  • 木造二階建南面入母屋造、背面切妻造
  • 延床面積:43.42㎡
  • 1棟
  • 東大阪市指定
    指定年月日:20181221
  • 有形文化財(建造物)

金仙閣は住職の住まいとして使用されたと伝える数寄屋建築である。現在は銅板葺であるが、以前は杮葺であったと思われる。一階は南面して主室の四畳半、前室の三畳から成る。三方に縁を廻らし、板戸を立てる。主室は北側に床をとる。落掛の上に網代の欄間を入れ、壁面を少なくする。床脇には平書院の構成となっている。二階へは一階前室北側の襖に箱階段が取り付き、そこから上る。現在、金仙閣は本坊と繋がる廊下との間に四畳半と広めの渡り廊下などがあるが、これらは全て後補である。もとは本坊との廊下から半間幅の廊下が前室前の縁に接続していたと見られる。一階二室の背後もかなり改造され、もとは廊下が廻っていたと考えられる。この廊下から四畳半に通じる扉が外側に残る。現在は主室の床脇の物入れに転用され、襖に入っている床側の半間に通じている。この背面筋の西側は、風蝕の激しく古い柱が残ることから、もとは縁であったと考えられる。 金仙閣は、俳句、連歌、茶などの遊興の場ともなった建物である。建立年次は不詳ながら、長栄寺では本堂よりも古い時期の建物と認識されており、そうすると文政九年(1826)を下らないことになる。寺院に残る二階建て数寄屋建築として珍しく、貴重な建物である。


長栄寺金仙閣

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