下開発茶臼山古墳群は手取川左岸の中流域に広がる辰口丘陵の北西部に立地する古墳時代中期から後期にかけての古墳群であり、28基の円墳が確認されている。
9号墳は中央尾根の先端部に位置する最大径17.2mの円墳で、周溝を有する。昭和63年度~平成元年度に辰口町教育委員会(当時)が実施した発掘調査によって、埋葬施設から大量の副葬品が出土した。
埋葬施設は2基が並んで検出され、祭祀具(銅鏡)、装身具(玉類、櫛)、武器(鉄鏃等)、武具(短甲、冑等)、工具(鉄斧等)等が出土しており、古墳時代中期前半(5世紀前半)に位置付けられる。