長良川中流域における岐阜の文化的景観 ながらがわちゅうりゅういきにおけるぎふのぶんかてきけいかん

文化的景観

  • 岐阜県
  • 岐阜県岐阜市
  • 選定年月日:20140318
    管理団体名:
  • 重要文化的景観

 美濃山地の南端,濃尾平野の北端の長良川中流域では古くから鵜飼が行われ,長良川堤外地には鵜飼屋地区(うかいやちく)の鵜匠宅を含む集落及び水運によって発展した問屋業による川原町地区の伝統的町並みが文化的景観を形成している。
 また,長良川と金華山に挟まれた扇状地では,中世末から近世に織田信長等によって総構(そうがまえ)を持つ岐阜城及び城下町が形成され,武家地・寺社地・町人地が形成された。落城後も長良川を介した物資集散地としての地の利を生かし,材木・和紙・糸等を扱う問屋業,提灯(ちょうちん)・団扇(うちわ)・傘等の手工業を中心とする商業に依拠した岐阜町が発展した。城下町に由来する総構の土塁,水路,街路,町割り等の基本的な構造は現在の土地利用にも踏襲されており,城下町由来の構造の中に残る町家等とともに文化的景観を呈している。
 このように,長良川中流域における岐阜の文化的景観は,長良川を中心とした鵜飼漁や問屋業等によって形成された文化的景観及び岐阜城下町の構造を基盤に発展形成された岐阜町の文化的景観が重層したものであり,我が国における生活又は生業の理解のため,欠くことのできないものである。

長良川中流域における岐阜の文化的景観

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