森正洋 1927-
G型しょうゆさし
磁器
L: H.9.0, W9.5, D.6.8cm; S: H.7.2, W.7.7, D.5.6cm 1958年
MORI Masahiro
G-type soysauce bottle
porcelain
この醤油さしは、1958年の発表以来まったく新鮮さを失うことなく今日もなお普及を続ける、わが国の陶磁器デザインを代表する一点である。日常の食生活には欠かすことのできないものだが、常に食卓にあって飽きることのないシンプルで清潔な造形、白磁の白だけでなく天目の黒や黄、青といった選択の自由さ、そして持ちやすく醤油が尻漏れしないなどの優れた特質をもって、グッドデザインのシンボルとして長く支持されてきた。
森正洋はわが国の陶磁器デザインの革新者の一人として活躍し、その積極的かつ提案性の高い制作で多大な影響を及ぼしてきたプロダクト・デザイナーである。戦後の社会経済や生活意識などの変化を敏感に感じ取り、また時代に応じた食生活や嗜好、量産性に適合させた食器のデザインは、機能的で簡潔なフォルムをもって個性的であり、国内外で高い評価を得てきた。
1927年 佐賀県塩田田丁生まれ
1952年 多摩造形芸術専門学校(現・多摩美術大学)卒業
1956年 白山陶器(長崎県波佐見町)入社
1975年 同社退職、森正洋産業デザイン研究所設立
1975年 第20回毎日産業デザイン賞受賞
2002年 東京国立近代美術館特別展「森正洋一陶磁器デザインの革新」開催