絵画 / 江戸
風呂あがりのさっぱりとした女性が足どりも軽やかに帰ってゆきます。格子の向こうでは、着物を脱いだ肌もあらわな女性。見知らぬ二人の間を吹いてゆく一陣の風を、店の暖簾が伝えています。湖龍斎は町の風景を、柱絵の中であたかも心理劇のように再構成しています。
格子先客に太夫
礒田湖龍斎筆
猿蟹
格子の前の客と禿