工芸品 染織 / 江戸
文様の重心を右側に寄せた構成は、一六六〇年に流行した寛文小袖を思わせるが、枝が左の見頃に張り出し、背全面に文様がひろがろうとする動きを見せる。また技法上からも鹿の子絞りに代わって摺匹田が用いられるなど、寛文小袖から次世代の元禄期の小袖へと移りゆくデザインの変化がうかがえる。
白綸子地御簾松文様絞繍小袖
黒綸子地桐唐草入大葉文様小袖
紅文綾地菱亀甲文様総鹿子絞繡小袖