彫刻
鎌倉時代には、現実感のある仏像が好まれた。獅子・狛犬像も同様の傾向をしめし、奈良風の力強い姿が復活する。本像は平安後期の穏やかな作風を多分に残すが、頭をもたげた姿勢や鋭い表情に鎌倉様式の息吹がみられる。本像が伝来した峰定寺は、洛北花背の山間に久寿元年(一一五四)に観空上人が開き、千手観音を本尊とする。
木造獅子・狛犬
木造獅子狛犬
木造狛犬