工芸品 漆工 / 昭和以降
裏面に金箔を貼った鼈甲、真鍮や錫らしき撚線の象嵌、螺鈿、孔雀石を砕いた色粉の蒔絵などを駆使し、古代風の宝相華唐草と鳥や蝶を表し、銀撚線で料紙箱の口を縁取っている。内部は花唐草文様を朱漆と金でインドの印金風に表し、底裏外周には鉛と割貝で条線を巡らしている。作者の柳澤一抱(一九三四年没)は、白山松哉(一八五三~一九二三)門下の東京の蒔絵師。蒔絵と螺鈿で蝶を表した銀製水滴がモダンである。
柏木菟蒔絵料紙箱及春日野蒔絵硯箱〈小川破笠作/〉
小川破笠
蝶螺鈿蒔絵手箱
扇面散蒔絵櫛
柳澤一抱