絵画 / 明治
大堰川と渡月橋、そして背後に嵐山を望む景観が描かれている。一面に積もる雪を素地の塗り残しによって表現するのは円山派得意の手法で、わずかに淡彩を用いるほかは水墨を主体とした描写が、冬の凍てついた静けさをよく伝えている。 大堰川といえば筏師しというのが定番の組み合わせであり、本作も和歌との結び付きを特色とする近世以前の名所絵の流れを汲んでいる。法輪寺を描く点も、嵐山を描く名所絵の常套である。
京名所貼交屏風
平等院雪景図屏風
塩川文麟
渡唐天神像
森寛斎筆