表表紙には黒の背景には何も書かれてないが、背表紙には「寄贈 一堺漁人脚本台帳 竹 曾我廼家五郎蔵書 東京雀寿司本店」とある。絵本番付の冒頭にかならず掲載されていた五郎の「口上挨拶」自筆原稿。大正12年(1923)10月大阪中座興行から昭和9年(1934)7月大阪歌舞伎座興行まで、1頁に一つの興行の口上挨拶が書かれている。五郎の几帳面さがうかがえるだけでなく、大正14年(1925)10月30日初日甲府大和座での興行の口上挨拶等、番付の所在が不明で、種々の記録にも残ってない興行の口上挨拶もある、貴重な史料。