工芸品 金工 / 江戸
刀の拵(こしらえ)の表裏に飾る笄(こうがい)と小柄(こづか)のセット。細密かつ写実的な彫金で、魚々子地(ななこじ)に松葉と蜘蛛を高彫し、金の薄板を貼る色絵を施す。作者の後藤一乗(一七九一~一八七六)は、京都後藤家に連なる彫物師で、上京の室町柳原町に住み、円熟期には本品のごとく優雅で写実性に富んだ作風をみせた名工である。
こぼれ松図縁頭
後藤一乗
短刀 銘 相州住秋広 応安三 附赤胴変り塗合口拵
縁銘 後藤法橋(花押)/目貫銘 一・乗/小柄銘 自年七十有一叟 後藤一乗(花押)/笄銘 後藤法橋一乗(花押)
丸木橋図三所物 無銘 祐乗