能面 翁 のうめん おきな

彫刻

  • 明治~大正時代か 19~20世紀
  • 木造彩色
  • 縦18.7 横15.5 高7.7 重170.0g
  • 1面

翁舞は、鎌倉中期には、「翁」、「三番叟」、「父尉」の三老翁が、天下太平、五穀豊穣、不老長寿を祝祷して順次に舞う形式を基本としたといい、これを「式三番」という。この面のように肌が白い翁面は、「式三番」において能役者が演じる「翁」に用いられる面で、狂言役者が演じる「三番叟」の黒色尉に対し、白色尉と呼ばれる。
 この面は、ヒノキ材(板目)の面相部に下顎を糸紐で止める切り顎とする。表面の処理は黒漆を塗った上に白下地彩色を施し、面裏は太い鑿痕が残り、黒塗りされるが光沢はない。冠形が大きく単純化している点や皺の刻みに肉感がない点などから、比較的近代の作と考えられる。

能面 翁

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