工芸品 染織 / 明治
これは常宮(明治天皇第六皇女、竹田宮恒久王妃、一八八八~一九四〇)所用の小袖である。紋縮緬を紫色にぼかし染して、刺繍で桜と楓の折枝文を散らす。この斬新とも思える小袖は、御化粧召といい、朝起きてから朝食までの間に着用したもの。太めの糸でゆったりと繍った刺繍には公家の伝統があらわれている。
赤紋縮緬地月雁菊竹文様単衣
紫紋縮緬地松藤笹に流水文様繍小袖
千種色紗綾地湊取りに楓文様小袖