吉里吉里大神楽の踊りは、他の大槌町内の大神楽と類似しており、屋台を中心に基本的な隊形が構成されている。
1 通り
神輿が神社を出て海岸の集荷場まで神幸する道中での踊りを、「通り」と呼んでいる。獅子頭を被った頭役と後持ち(幕持ち)役二人で踊る。獅子頭役は左手に御幣、右手に鈴を持って踊る。これにササラすり数名がついて向かい合う形で踊る。
2 戻り
「通り」とは逆に、神輿が海岸の集荷場から金毘羅神社に戻る道中での踊りを、「戻り」と呼ぶ。この踊りを「獅子矢車」とも呼んでいる。
3 四方固め
「にわ」ともいい、その場所の四方、東西南北を浄めるという意味の踊りで、神社境内や「門ぶち」(門づけ)で一般家庭の玄関先で踊るものである。獅子頭役は片手に御幣を持って踊る。
4 神楽甚句
子供たちの手踊りで、「にわ」を踊ったあとの締めとして踊られる。
他の町内芸能団体にも伝えられている甚句踊りと同様のものであるが、ここのものは祝儀の意味が込められているという。