色絵十二ヵ月和歌花鳥図角皿<尾形乾山作/> いろえじゅうにかげつわかかちょうずかくざら<おがたけんざんさく/>

工芸品 陶磁 / 江戸

  • 尾形乾山
  • 静岡県
  • 江戸 / 1702
  • 十二枚揃いの角皿で、皿の表裏に月次の和歌とそれにちなんだ歌意絵を描いた絵替わりの揃い物とする。
     ほぼ正方形の角皿で、板造りとする。縁は切立縁とし、上端を平らに仕上げる。白化粧した後、素焼きし、黒、茶、黄、緑、白、赤、青の色絵具で絵付をした後にわずかに黄みを帯びた透明釉を掛けて低火度で焼成する。
     絵付は器面の全面にわたる。皿の裏面には料紙の打ち曇り風に青絵具で装飾をし、その上に藤原定家の『拾遺愚草』に収められる「詠花鳥和歌各十二首」のうち、花または木を詠んだ和歌と、鳥を詠んだ和歌を、各月毎に一首ずつ、一枚毎に黒絵具で書く。表面には、口縁の端部に黒絵具で縁取り、内側面から見込みにかけて裏面に書かれた和歌の歌意を描いている。外側面には、黒絵具で花入二重襷文を廻らせ、口縁も黒絵具で縁取る。九月の皿は、本作と製作時期をやや異にする乾山の別の十二ヵ月皿のうち、一枚が組み入れられている。また古い時期の補修がある。
  • 高2.2  縦16.8  横16.8
  • 12枚
  • 静岡県熱海市桃山町26-2
  • 重文指定年月日:20190723
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 世界救世教
  • 国宝・重要文化財(美術品)

正方形の皿を歪みなく、かつ傷なく焼き上げた高い技術と、絵付の発色がよい優れた作。裏面に藤原定家の「詠花鳥和歌各十二首」を書き、表面にその歌の意味を表した情景を描く。文学に造詣の深い乾山ならではの感性を端的に表した、初期乾山焼における代表作の一つ。

色絵十二ヵ月和歌花鳥図角皿&lt;尾形乾山作/&gt;

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