木造阿弥陀三尊像附転法輪堂扁額
もくぞうあみださんそんぞうつけたりてんぽうりんどうへんがく
彫刻 木像 / 室町
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阿弥陀三尊像:院派仏師(作者不明)、扁額:豪潮
- 熊本県
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阿弥陀三尊像:室町時代、扁額:江戸時代 / 阿弥陀三尊像:1336~1573、扁額:1805
- 【木造阿弥陀如来坐像】
構造:桧材の寄木造りで、目は玉眼を嵌入する。全体に金泥を塗る。頭部は前後二材を矧ぎあわせ差首とする。体部は前後二材を矧ぎ、下部を雇枘で連結、前面材の中央部を地付きまで伸ばして像心束とする。両肩先および両手首先、膝前、裳先はそれぞれ別材を矧ぐ。内刳りを施した体内部は鑿跡を残し、体内部全体に墨が塗られている。背面の一部に盛り上げ彩色の痕跡が認められる。光背および台座は後補。
形状:螺髪は右巻きの旋毛形。水晶で肉髻珠・白毫相をあらわす。耳朶部は環状にあらわす。首に三道をあらわす。内衣・覆肩衣・衲衣(袈裟)・裙を着ける。内衣は胸下部にわずかにあらわす。覆肩衣は背部から右肩に懸かり右腕をおおって袖状に垂れ、右胸下方で衲衣にたくし込まれてたるむ。衲衣は左肩をおおい、右肩に少しかかって腹前にまわり、上縁を折り返して最後の端を再び左肩に懸ける。両手の肘先を屈臂して腹前で弥陀定印を結ぶ。結跏趺坐する。
【木造菩薩形立像】向かって右脇侍
構造:桧材の寄木造りで、目は玉眼を嵌入する。全体に金泥を塗る。構造は不明。宝冠・胸飾り・蓮華は銅製。足枘あり。光背および台座は後補。
形状:髪を高く結い上げ、宝塔をあしらった宝冠を被る。髪は毛筋彫り。鬢髪一条が耳をわたる。額に水晶で白毫相をあらわす。耳朶部は環状にならず「し」字の形に彫る。首に三道をあらわし、胸飾りをつける。天衣と条帛をかける。裙は折り返しつき、正面で打ち合わせる。右手を屈臂、左手を垂下し、両手で蓮華を捧げ持つ。両足の膝をわずかに曲げる。
【木造菩薩形立像】向かって左脇侍
構造および形状は、向かって右脇侍と同様。屈臂する手が右脇侍とは逆になり、両脇侍は左右反転の姿で阿弥陀如来の両側に並ぶ。
脇侍はともに宝冠に宝塔をあしらい尊名を断定できない。
【転法輪堂扁額】
木製金字漆塗りの額。
- 【木造阿弥陀如来坐像】
総高 76.6㎝ 像高 38.6㎝ 髪際下32.8㎝
【木造菩薩形立像】向かって右脇侍
総高 60.6㎝ 像高 42.0㎝ 髪際下33.2㎝
【木造菩薩形立像】向かって左脇侍
総高 60.5㎝ 像高 42.5㎝ 髪際下33.6㎝
【転法輪堂扁額】
縦 79.7㎝ 横 30.2㎝
- 木造阿弥陀如来坐像1躯・木造菩薩形立像2躯・転法輪堂扁額1面
- 玉名市岱明町山下1108
- 玉名市指定
指定年月日:20240326
- 安養寺住職 隈部知更
- 有形文化財(美術工芸品)