五節句とは、1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽(ちょうよう)を指し、俗に七草の節句、桃の節句、菖蒲の節句、七夕祭、菊の節句ともいう。
元々は中国から伝わり、江戸時代に幕府が式日を定め、民間で広く行われるようになった行事である。
この図は、それぞれの節句を、羽子、桃の花とひな人形、菖蒲、鞠、野菊で表し、組み合わせたせたもので、よく描かれる図柄である。
「波響」という筆跡や印章から、文化10年(1813)前後に描かれた可能性が高いとされている。