絵画 日本画
右隻には日本の港に来航する南蛮船を、左隻には想像上の中国の港に停泊して荷下ろしする唐船を描く。南蛮屛風としては日本と異国とを組み合わせる類型に属するものの、左隻に南蛮船や南蛮人ではなく、唐船と唐人のみを描く点に大きな特徴がある。また、本作は整った金地金雲構成や細密で丁寧な風俗表現に見どころがあり、狩野派正系の絵師による16世紀末から17世紀初頭の作と考えられている。南蛮屛風の特色ある初期作例として、また狩野派による近世初期風俗画の優品のひとつとして貴重である。
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花下群舞図
狩野派
紙本金地著色南蛮人渡来図〈/六曲屏風〉