考古資料 / 安土・桃山 江戸 旧石器 縄文 弥生 古墳 飛鳥 奈良 平安 室町 鎌倉 南北朝
藤森栄一(一九一一~一九七三年)は、長野県諏訪市出身の考古学者である。 諏訪考古学研究所を創設し、諏訪地方を中心に考古資料を蒐集した。これらの資料を蒐集する傍ら、当地における縄文文化の特質についての研究を深め、縄文農耕の存在を主唱するなど、わが国先史考古学の研究の進展に大きく貢献した。
本件はその活動の過程で蒐集した一群の考古資料で、諏訪湖底曽根遺跡出土品など、旧石器時代から縄文時代を主体とする(一部、弥生・古墳時代以降の資料も含む)、貴重な考古資料多数から構成されている。
平成二十二年(二〇一〇年)、全ての資料が遺族より同博物館に寄贈され、資料目録が刊行されたため、登録文化財として提案するものである。なお、これらを収蔵する諏訪市博物館では、「藤森栄一記念コーナー」を設けてその足跡を紹介している。
藤森栄一蒐集品のうち、諏訪市茶臼山(ちやうすやま)遺跡出土品および諏訪市八島(やしま)遺跡出土品は、諏訪市有形文化財に指定されているが(総数二百七十六点)、本件はそれらを除く考古資料の一括である。