法華経 ほけきょう

歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 南北朝

  • 懐良親王筆
  • かねながしんのう
  • 南北朝 / 正平24年(1369)
  • 縦27.0 長933.2-257.1
  • 八巻のうち
  • 重文

 この『法華経』は、正平二十四年(一三六九)八月十六日後醍醐天皇の崩後三十年の遠忌にあたって、その冥福のためにその皇子懐良親王(?-一三八三)が自ら書写され、石清水八幡宮に奉納されたものである。銀罫線を引き、天地欄外には金銀箔を散らした荘厳経で、その謹直な書風から懐良親王の人柄がうかがわれる。懐良親王は、延元元年(建武二・一三三六)南朝の征西大将軍に任ぜられ、四国を経て九州に入られた。正平十六年(康安元・一三六一)から大宰府を南朝の拠点として十年間、北九州を制圧されたが、九州探題今川貞世(了俊)の圧迫に南朝は勢力を失い、のちに矢部に隠居し、ここで薨じた。

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