絵画 油彩画 / 明治
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黒田清輝
- くろだせいき
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1911-12年
- 油彩・カンヴァス
- 65.8 x 50.4cm
《湖畔》のモデルとなった照子夫人の肖像である。黒田はフランスから帰国してさほどたたない時に一度結婚したが、それは間もなくこわれ、照子夫人を迎えたが、正式に結婚したのは、ずっとあと、養父の歿後である。夫人は面長の日本的美人の一つのタイプであった。久米の語り伝えるところによれば、黒田のモラルの感覚は女性と子供に関する限りは全くフランス的であったというが、この肖像画はなんのけれん味もなく親しみのある画面となっている。サインが「水光」と記されているのも水彩画では珍しい例である。