寺井直次(1912-1998)
金胎蒔絵水指 春
TERAI, Naoji
Water container, "Spring", maki-e on metal base
1976(昭和51)年 漆、金胎、蒔絵、卵殻
h16.6 D18.8
紅白の梅が、鶉の卵殻を用いて表現されています。貼り込まれた卵殻は、均質ではなく適度な粗密があって、それが柔らかくやさしい花弁の印象によく合っています。ボディはアルマイト製(金胎)で、薄く、やや硬質な手触りが特徴です。卵殻貼りも金胎も、ともに寺井直次が得意としたテクニックで、この作品でも、その洗練された技量がうかがえます。