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須田国太郎
窪八幡 一面
額装 油彩・カンバス
縦五九・〇 横八三・五
昭和時代 昭和三十年(一九五五)
東京国立近代美術館(須田国太郎氏寄贈)
須田国太郎(一八九一〜一九六一)は京大で美学美術史を学んだのちスペインに渡り、ヴェネツィア派やバロックの絵画を研究して帰国、一九三四年に独立美術協会会員となった。帰国後は西洋の写実と東洋の写実との総合を追求し、重厚で陰影に富む作品を描いた。この作品は山梨への旅行の折にスケッチした、雨の窪八幡神社をタブローに再構築したもので、横長の画面一杯に描かれた本殿の重量感と、雨にくすんだ全体の色調の中での本殿の朱色が印象的である。