羅摩物語

絵画 油彩画

  • 小杉放菴(未醒)  (1881-1964)
  • コスギ、ホウアン(ミセイ)
  • 昭和3年 / 1928
  • 油彩・キャンバス・額・1面
  • 169.0×126.5
  • 左上に署名、年記、書込み
  • 6回春陽会展 東京府美術館 1928

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羅摩物語

小杉放庵

油彩・麻布
一六九・〇×一二六・五
昭和三年(一九二八)
東京国立近代美術館

小杉放庵(一八八一〜一九六四)は、はじめ未醒(みせい)と号し洋画家として出発した。大正三年(一九一五)に再興された日本美術院の洋画部を主導するが、院展離脱後は日本画と洋画と両方を描くようになり、とくに晩年は独特な水墨技法による文人画様式を完成させた特異な画家のひとりである。本国の主人公である羅摩とは古代インド詩『ラーマーヤナ』に登場するラーマ王のことで、ここに描かれた場面は、魔王に囚われてランカー島に幽閉されたラーマの妻シータに白猿ハヌマットが猿王からの援軍が来ることを告げるとろである。物語の一場面を的確に描写しながらも画家の興味はそれ以上に絵画的画面構成に向けられているようだ。この作品は、放庵四十八歳の時の制作で、洋画から日本画へと転じていく過渡期にあたる。画面を平面的な、つまりは日本画的な構成要素で統一し油彩画による装飾的画面を作りだそうと苦心している。

羅摩物語

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