川上南甫(1898-1980)
清爽
KAWAKAMI, Nampo
Limpidity
1954(昭和29)年 紙、桐塑
h39.0
すらっと伸びた体躯のプロポーションがまさにタイトル通りの爽快感を与える人形です。帯がかなり長く延びて、あたかもL字型に凝固したように作られています。この帯の幾何学的な形が体躯の表現とよくマッチして、とてもモダンな雰囲気をかもし出しています。そして帯が斜めに下りたその上に空間の広がりを感じさせる構成力も巧みです。「紙装淡彩」とは作者の造語ですが、その言葉通り、品格高い作品に仕上がっています。